下雨的日。

台湾の雨に打たれながらアイドル考察と中国語留学。

MONSTA Xの振付が致命的

MONSTA Xを追い始めたころからずっと思っていたことで、Twitterの160字?140字?なんかではおさまらないと思ったので記事にします。

 

アイドルにとって振付は命であり、メンバーがどれだけダンスの実力を持っていたとしても振付がそれを殺すことも生かすこともあるというのは周知の事実だと思う、けれど。MONSTA Xの振付がその意味で致命的だと私の中で有名です。

つまり、致命的にださいという意味で。

 

モンエクのコンセプトとか音楽的な強みとかが大好きなファンだからこそ、振付をなんとかしてほしいと思う。

高校~大学でかじったダンスと、音楽から振付、衣装、照明までの総合プロデュースの若干の経験、そしてアイドルを追いつつ肥したダンスを見る目でずっと気になり過ぎてて誰かに言いたくてたまらなかったことをぬるく書きます。

厳しい目で見ないでください(笑)

 

1.何がださいと思わせるのか

メンバーのダンスの実力は全然悪くない。むしろショヌさんとかヒョンウォンは正確そのものだし、力とエネルギーで持ってくタイプのジュホンもグループのコンセプト的にはよく合っている。キヒョンはメインで歌いながらもばりばり踊れるし、ウォノさんはセンターに来た時の迫力があるし自分のアピールも上手。

だから問題が振付そのものなんだということが浮き彫りになるわけで。

毎回振付を見るたびに思うのは「これが大学の学園祭だったらウケるだろうけどアイドルグループの熾烈な競争の中では一つも印象に残らない」ということ。

リズムの取り方が単調。曲のコンセプトを活かしきれていなくて、難しいことをやってるし最近の流行の振付も入ってるのに象徴的なポイントがないから「なぜそこで?」感がある。バックダンサーを使いきれていない。メンバーが位置移動のために曲中で全力疾走。振付に緩急がないのに位置移動のために余計なところで流れががつんがつんと止まって全体的に流れがない。

 

流行の振付が曲のコンセプトを殺した例


コンセプトはまあまあ活かせてるとして、サビの振付の既視感。最初のアイエムのソロパートからなんとなく最近流行のヒップホップテイスト的な振付が入るものの、もう少し器用なリズムの取り方はなかったんだろうか?サビの振付の既視感について何かに似ていると思ったら無断侵入だった。意味もなく過去の曲の振付を再利用するのはちょっとネタ切れ感がある。途中でジャケットを脱いでリレーして捨てていくとこは本当に好きだったんだけど、ダンスブレイクで全員正面を向いていておもしろくない。

(メンバーに悪口を言っているのではなく振付師に対してです)

最後終わってから、で、Beautifulってどんな曲だったんだろう?と思ってしまった…

 

これも流行の振付だけどリズムの取り方が単調な例


これぞ何をしているかわからない振付一位。めっちゃくちゃ難しいし疲れそうだけどジュホンとアイエムのパートで振付師が振付を放棄した感。テンポが速くてダンスブレイクのあの速さであの細かい振付に目を見張るけど、それ以上のものがない。終わったら見てるこっちもすごい疲れてる。ジュホンとアイエムのパートで全員がはけたりウォノさんにダンスブレイクの導入的な部分を任せて全員が休んだりするのは、この曲がいかに疲れるかを物語ってるような。頼むほんとに振付師変えてくれ。

 

バックダンサーを使えてない例

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これ、練習室バージョンにはバックダンサーがいないんですが、冒頭のヒョンウォンが飛び出てくる振付ができないだけで何にも変わりありません。バックダンサーもここで仕事してるんだから、これはバックダンサーがいなきゃ成り立たないくらいの振付にしてほしかった。人数増やすくらいの目的で使うならなぜ7人でデビューさせたんですか?って思ってしまうじゃないですか。練習室バージョンでも7人だけで十分迫力あったし、成り立ってたのにバックダンサーはなぜ必要だったのか。

これ以外でもRushとか無断侵入でもバックダンサーがいるけど、にぎやかしだけの役割しかないような気がして謎の存在。ちなみにRushの練習動画は撮っている人が鏡に映りこむという非常事態が起こってるのに上がっちゃってるという。事務所しっかりして。

 

バックダンサーが使えてる例

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どうせなら練習動画をどっかの体育館で撮影しなきゃいけないくらい大量にバックダンサーを使ってほしかった。バックダンサーが壁になったり武器になったり軍隊になったりして、「戦い」っていう曲のコンセプトを十分に助けて見る方に伝わりやすくしている。このバックダンサーたちはMVにも実際に出演。サビのステップに次ぐステップはこの人数でやって初めてド迫力だと思う。

 

バックダンサーの理想的な使い方

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 最近見た中で一番感動した振付。まず女王の騎士っていう曲のコンセプトがよく見える振付だし、隙がない。無駄な移動がなくて、そのパートを歌うメンバーが自然に目立てる構成。バックダンサーは敵役としても軍隊の役としても変幻自在だし、BTSのとは違ってたった4人なんだけど奥行きの出し方が上手い。バックダンサーとメンバーが2列になってその間をミンギが歩いてくる場面は鳥肌。MVの中の女王の前に騎士たちが整列するシーンを彷彿とさせてびりってきた。全然振付とは関係ないけどこれのミンギが超かっこいいので見て。黒髪の長髪って、映画に出てくる中世の騎士そのまんま。これはエクステつけて大正解。個人的にドンホさんが「僕は騎士になって」みたいな歌詞のところでセンターで深々礼をする振付に撃ち抜かれた。

 

モンエクの振りはShine Foreverでセンターパートじゃないメンバーがめちゃくちゃ走ってたり、どっかで見たような振付がまた出てきたり。Heroは途中途中で流れががつがつ止まる。

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大好きな曲だけどこんなんに流れが悪くてどうするの。振付に入る前に個々の位置で一瞬突っ立ってるアイドルなんか初めて見た。ここでこれしてここであれして、っていうのが全部見えて流れがない。これはきっと誰が踊ってもそうだと思う。人気アイドルになったのに、振付を真似する人が少ないのってもしかしてダンス自体にインパクトがないからなんでは。

 

 

2.諸悪の根源が見つかった

結構前からカムバックするたびに「?」「?」「…!?」の連続だったモンエクの振付。曲はかっこいいのに振り付けを見て残念な気持ちになってしまう。いったいだれが振付してんだ!!と怒り狂っていたら意外なところで見つけてしまった。

みなさん、Produce101season2は御覧になられただろうか。もちろん見てない人がほとんどだと思うが、私はどはまりしたのでデビューグループのWannaoneのファンクラブに入りました。ちなみにファンミニョン狂ペンです。NU’ESTに幸あれ!!

ここでダンストレーナーとして登場したのがクォン・ジェスンという振付師。アイドルの振付である意味有名な方で。番組内でもこの人が振り付けた曲が流れて、すごい人!プロ!的な感じで紹介されていたのだけど、ここにモンエクの無断侵入が入っていて、

 

お前か。

 

と思ったわけです。

アイドルの振付師として有名な方のようで、NAVERで調べてみると出てくる出てくる。悪口が。

 

クォン・ジェスン振付師が作った振付の曲目録を見たら…うん(汗
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全部私が微妙だと思ってた曲が多い…主にCUBEと仕事してたみたいだね

シーズン1の時もぺ・ユンジョンチームでたくさん振付してたけど

今回もクォン・ジェスンのチームが似たようにやるんだろうね?

でも全体的に微妙って感じ…

ここにモンエクとGOT7のFlyもあるみたい

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Beast Gotta go to work・YEY・Drive・Can't wait to love you、ジュホン・アイエム・ヒョンウォンIntersteller(No Mercy最終回)、BTOB Giddy Up・It's okay、C-Clown Justice、TEEN TOP Jealousy、チャン・ヒョンスン Ma First・The girl who wants to play・Break up with him、キム・ヒョンジュン Cross the line、至上励合 I want you、MONSTA X 無断侵入、ヒョリン Massage

 

GOT7のFlyはまだ全然ましな方かもしれない。モンエクの曲はInterstellerと無断侵入しかあがってないけど、最近に出た曲も同じように微妙だし、ポイントなし、やたら細かい、みたいな特徴を踏襲してるからもしかしたら振付師は変わってないのかも。

プデュで有名になってクォン・ジェスンがこれからもモンエクの振付をし続けるならモンエクの1位が遠のくだけ…カムバックしたら毎日毎日テレビで踊ることになるのに振付がどれだけ重要か(泣)SEVENTEENがあれだけ売れたのは振付が面白いからっていうのも一役かってると思うんだよな…振付師に頼らないで自分たちで振り付けてるから独創的だし……

以下、クォン・ジェスンのキャリアに寄せられたコメント


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1.ああ…そんなに有名なのはないね。モンエクの振付はHeroが一番よかったのに(だよね!)

2.うわ、全部わかんない

3.無断侵入曲好きだったのに

4.BTOB、くそ、クォン・ジェスンなんだな。5万ウォン以上受け取ったなら良心少しもないんだな、ほんとに(ここにも諸悪の根源を見つけた方が一名)

5.☛1Heroと今回の(時期的にBeautifulのことを言っているのかも)は良かったけど…フン…無断侵入若干雑だよね…

6.ほんと振り付け微妙

7.モンエクの無断侵入は曲がいいんでしょ、振付がそんなにいい方じゃない

 


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8.キャリアがほんとに微妙なんだね…

9.無断侵入リアルに振り付けおかしい

10.うわ、ポイントのない振付ばっか

11.モンエク無断侵入がそれでもこの中では一番いいね

12.あほんとに私が微妙だと思ってた振付が全部この人だったんだwwwwwwwwww

13.でも一体どうしてプデュ2に出ることになったんだ…ペユンジョンみたいにキャリアがすごいわけでもないのに…

 

ほんとに早く振付師を変えてくれ。今回こそと思うなら大金払ってでもトニーテスタとかにお願いして!!かっこいい振付踊ってる兄さんたちが見たいな!!

 

 

クォン・ジェスン、上の掲示板の主が予想した通り、実際にプデュ2でもオープニング曲をはじめとして多くの曲を振付したのだが、35人まで絞られた練習生が5グループに分かれてそれぞれのコンセプト曲で評価を受けるっていうステージの時に「この曲は振付が…」と思ってたやつ全部クォン・ジェスンでした。

PENTAGONのフイくんが作ったNEVER、Open Upに負けたのは振付だったと思うよ…ただNEVERはメンバーが最高だったので振付がそこまで悪い感じはなかった(最高傑作なんじゃないか説)。

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カメラアングルが変わらずに正面からまともに見てどうなのかはちょっとわからないけどさすが上位圏の練習生。リズムのとりかたとフォーメーションとポイントのなさがああやっぱりクォン・ジェスンって思うけどこれは曲が良かったのとミニョンさんをセンターにしたのが正解だったね!!(ミニョンさん狂ペン)

一方、ほぼ1位間違いなしだったNEVERを負かしたのがOpen Upだったわけですが。

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振り付けがどうしようもなくいい。ちゃんと歌詞に合わせて作ってあるし、パートを担当するメンバーが自然に出たり入ったりしてるのが見事。アイドルの振り付けってこうであるべき。コンセプトのセクシーさをステージで見せられる振付だし、見る方にいろいろ想像させる振付。ステージのセットも相まって大人っぽくてセクシーだった。

 

NEVERは韓国の音楽サイトだとOpen Upよりも成績がいいのにパフォーマンスで評価を受ける本番でOpen Upに負けた。

 

やっぱり振付師って超大事。

 

 

3.韓国でのモンエクの振付に対する意見

 

 

モンエクのダンスが全部平均以上だから振付が惜しいwww
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モンエクの振付が簡単で反復的で真似するのが簡単てわけではない

振り付けは踊る人が疲れるくらいで細かい動作がやたらと多い

でもその振付がどんな曲で踊っても全然おかしくないくらい振付に特色がないwww

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 モンエクの振付は集めたら曲の途中途中で何やってるかわからないようなふわふわした部分が多かったり最初から最後までハードに踊るだけだったり(Rush、Stuck)く…途中だけでしょ…そんなにめっちゃくちゃに踊れっていうんじゃないよ

 

まったくその通りだとしか言えない。無意味なバックダンサーとかひたすら歩き回ったり曲自体はいいのに大学の学園祭レベルの振付が曲の魅力を落としてる。確かにヒップホップって振付が難しい部類だし、モンエクの曲のテーマがまた抽象的だったりするからポイントを作りにくいのもあると思う。でもBTSは同じヒップホップグループでも振付がちょくちょく話題になるし、曲自体のコンセプトが振付によって判明したりってこともある。VIXXなんかはコンセプトに合わせて簡単な振付だとしてもポイントがちゃんと作ってあったり、小道具の使い方がうまかったりする。

モンエクの今回のX-CLANシリーズはコンセプトが一貫してなくて最後まで何が言いたいのかあんまりわからなかった。曲ひとつひとつは完成度が高いにしても、その並べ方というかプロモーションがなんか違う。

振り付けにしたって、別に難しいことをやってほしいわけじゃない。簡単でもいいから何を歌ってるのか、歌詞だけじゃなくてダンスでも表現してほしい。そのためにアイドルは踊るんだから。

もともと音源の強い事務所だけどただそれに甘んじるんじゃなくて振付、衣装、コンセプトを統一してストーリーテリングするなら多少馬鹿でもわかるようになんか手がかりをどこにでもいいから置いといてほしい。結局あの青い花はなんだったの?ってならないように。

スターシップ、頼んだよ!!!!!!!

女子ムダ毛ない問題

日本人ほどムダ毛を気にする民族を私は見たことがありません。

 

電車の中の広告もテレビ番組の合間に流れるコマーシャルも、YouTubeの動画の前に挟まれる広告も、Googleの広告も、最近はインスタグラムの広告も、脱毛サロンの広告多すぎ。

みんなそんなにムダ毛が嫌いか。

 

以前紹介でないと施術してもらえない脱毛サロンに体験に行ったことがある。友人と、担当のサロンの女性と、3人で小さなテーブルに座って体験の前に脱毛についての相談みたいのがあったのだが、どう考えてもお姉さんに脱毛しなければと思わされるようにできていた内容だった。詐欺なんじゃないかと思うくらい。勧誘なんだから当たり前だけど、その中で私の金銭感覚から美的感覚、人生観に至るまでかなりツッコミが入れられ、若干傷ついたし正直むかついた。私に生えてる毛にそんなに敵意表さないでよ、可哀相でしょ!とかまで思った。

 

内容的には、なぜ脱毛したいのかというところから始まったのだが、私はもうすぐサークルのダンスの公演があり、そこそこに露出する衣装もあったので毎日剃刀で剃るのも面倒だから脱毛した方が楽になるんじゃないかというのが理由だった。まずひと月にいくら払ってずっと通わなければいけない脱毛サロンというものに最初から乗り気ではなかったのだが、お姉さんは私を全力で説得しにかかってきた。個人的には見えてる部分だけ脱毛できればそれでいいと思っていたのだが、全身脱毛したいと思わせるように持っていく手口だったし、さらには「そもそもダンス公演のためだけの脱毛でいいのか?」という、私が別に求めてない領域にまで話がずれこんでいった。

「じゃあもし、○○ちゃん(最初に聞き出された私のニックネーム)にもし好きな人ができたとします」

要するに、「恋愛して彼氏に綺麗な体を見せるため」「全身脱毛がやっぱり必要」と思わせたいというわけだった。当時大学の勉強も忙しかったし留学準備もしたかったし公演はせまっているしで恋愛どころではなかった私にとって、お姉さんが「なんだこの呑気な女は」くらいにしか思えなかったので、引っかからなくて済んだのかもしれない。

 

さらに月額の話になると、「○○ちゃんは普段どんなことにお金使ってるのかな?」と聞かれ、当然のことながら私は趣味がアイドルなので正直にそう答えてみると(ここらへんでおもしろくなってきてしまった)、「じゃあコンサートとか行かずにCDも買わなかったらどれくらいお金が余ると思う?」ときたのでかちんときた。つまりアイドルなんぞに金を使わず将来できるかもしれない彼氏に綺麗な体を見せるために今ある趣味をやめて脱毛サロンに通えと言いたいのか。音楽やアイドルの方が今のところ彼氏つくってデートするより百倍は楽しいんだが。(サロンを紹介してくれた友人はインディーズバンドにドはまりして売れないバンドにかなり貢ぎこんでいたはずだけどそこらへんは突っ込まれなかったのだろうか)

 

最後にはついに、「これから○○ちゃんには三つの人生があります。」(ここで気味の悪いクマが三匹描かれる)

「一つは脱毛サロンに通って全身脱毛して、肌もつるつるになる人生です」(クマに謎のキラキラが描かれる)

「二つめは自分で処理して、お肌を傷つけてしまう人生です」(クマの体に傷が描かれる)

「そして三つめは処理をせずに毛がボーボーになる人生です」(クマの身体に毛と思われるピンピンがたくさん描かれる)

 

いや待て。いつ私がこれからムダ毛を処理しないと言った??

それから私の記憶が正しければクマはもともと全身毛におおわれた動物のはずなんだけど??????

 

それからかなりの時間をかけて私は丁重に勧誘を断った。今でもあのお姉さんの記憶の中で私は「見返りのないアイドルに金をつぎこんで毛がボーボーになる人生を選んだ子」として残っているのではないかと思う。

 

お姉さんに言われたことを思い出すと今でも腹が立ってくる時があるが、まず女の幸せは恋愛をすることだけではないし、お金の使い方や趣味の楽しみ方も人それぞれあっていいはずだ。それに私の人生の選択肢はムダ毛に支配されているわけではない。のこのこ軽い気持ちで「ムダ毛は人生の敵。撃退するべし」と思っている人しかいないような場所に突入していって勝手に傷ついて帰ってきた私が悪いのだが、問題はそういう人たちの価値観が至るところで垂れ流しにされているということだ。電車の中、グーグル、YouTube、テレビ、インスタグラム。本当に至るところで、ムダ毛のことなんかすっかり忘れている時に。

 

そもそもムダ毛は無駄ではないから生えている。眉毛も、まつ毛も目を守るために生えているように、腕や脚の毛だって皮膚を守るために生えているものだ。そんなに敵視する必要がどこにあるんだろうか?腋毛は嫌なのはわかる。胸にも腕の内側にも脇腹にも毛がないのに、いきなり脇の下にだけかなり長い腋毛が生えているのは気持ち悪い。それはわかる。でも腕や脚の毛は腋毛に比べたらだいぶ薄いし生えている範囲も広い。全身脱毛するとなったらそれなりにお金はかかるし時間もかかる。その手間を省くにはどうしたらいいか。気にしないことだ、と私は思う。

 

ムダ毛が汚いとかあるべきものではないという考え方がここまで支配的なのは日本だけのような気がする。台湾来たら女の子でも腕毛生えてるし、今まで旅行したり短期滞在したことあるカナダや韓国でもシェービングの広告はあれど脱毛の広告なんて一回も見たことがない。それに女の子のムダ毛だけ異常に嫌われるのもおかしい。汚いものと思って見るから汚い。私にとってみたら(価値観が随分人とずれてるのは自覚しているが)男にまったく毛がなくてつるつるだったら気持ち悪いのと同じように、女でもそこにあるべきものがまったくないという状態はちょっといただけない。

 

女子にもムダ毛はあっていいのだ。そこまで過敏になる必要はない。だって元からあるんだから。もちろん体毛が濃い人が気にするのもわかる。なぜなら私も体毛が濃いタイプだからだ。小さい頃それでからかわれたこともある。でも全剃りはない。毛を細くはしたいけれど完全になくしたいわけではない。これが私の今のムダ毛に対する思いだ。

 

最近はいろんな技術が進化して自分の体や顔を変えることも簡単にできてしまう。お金をつぎ込めば。でも自分にないものを求めようとするから辛くなるし、きりがない。世間的に美しいと言われてる基準から、外れているところを数えるから自分のことが嫌になる。肌が白くなくてもその人なりの肌の色の美しさがあるし、目が大きくなくたって綺麗な人はいくらでもいる。お金さえあれば、自分の体や顔を変えることなんて簡単にできてしまうが、いちばん難しいのは自分は何も変えなくても美しくてゴージャスだと自分を受け入れることだ。ムダ毛の話からだいぶずれてきたが、要するに私が言いたいのは、世間になんと言われようとこの世に命を受けて生まれてこられたあなたは綺麗だということだ。

 

恋愛をするにしても、私にムダ毛があるないで美しさを判断してくるような人はこっちから願い下げだ。そんな器の小さい人は好きにならないと思う。ムダ毛のない女が美しいと思っている人にからかわれたら自分の考えを正直に話すし、否定されても別にかまわない。ムダ毛についての意見がわかれるからといって人を嫌いになることはできないから。

 

最後に、美しい海や空を作った神様があなたを作ったのだから、あなたのすべては美しくて(ムダ毛も)、そして、あなたの目的や夢こそ、あなたを最も美しくするアクセサリーなのだと教えてくれる文章を見つけたので貼っておきます。私はキリスト教徒ではないけれど、先祖たちが必死に生き抜いた結果として、美しい海や空のある星に生まれて自分がこうして生きていると考えるとちょっと素敵じゃないですか?

 

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「韓国好き?」って質問は私から何という答えを期待しているのか

韓国のコンテンツとの付き合いは長い。母親が「冬のソナタ」にハマって以降、NHKやBSで放送される韓国ドラマはほぼ欠かさず見ていたし、高校生になってからはジャ○ーズブランドのアイドル達のダンスや歌のクオリティに辟易してK-POPに乗り換えた。そこからが沼だった。知らない間に、韓国という国は文化的な方面に大躍進を遂げていて、流行りのファッションや音楽もアジア最先端だし、芸能界で活躍する人々の美的センスもめちゃくちゃ鋭かった。私は主にアイドルを中心にして、ヒップホップ界へ渡り、そこからファッション業界をチラ見し、すっかり韓国コンテンツのオタクになっていた。

 

かといって私が留学する地に選んだのは韓国ではなかった。大学に入ると私服通学になったので、周りが私の服装を見て「韓国好きな人/K-POPオタク」だと瞬時に認識するようになり、嫌気がさしたというのもある。私は単に韓国だけが好きなのではない、東アジア全般の政治的問題や中華文化にも興味があるごく普通の(?)、中国研究が専門の女子大学生である、ということが言いたかった。だから台湾に来た。(ゼミの先生にこんなゼミに入ってくる学生というだけでちょっとおかしいと言われたのは伏せたい)

 

ただ、忘れていたのが台湾にも日本人留学生が多いのと同じくらい、韓国人留学生もめちゃくちゃ多いということだった。韓国人独特の口コミ力で、いいと言われてる大学にはたいてい韓国人が多い。そのため、私は台湾に来て、めちゃくちゃ多い日本人と、めちゃくちゃ多い韓国人に挟まれることになった。

 

ここで一つ前置きしておきたいのが、私は自分に対してタイトルのような「韓国好きなの?」という質問を投げつけてくる日本人留学生に漏れなく違和感を覚えていて、なおかつ「韓国人みたいだね」「日本人だって?Are you sure?」とか言ってくる外国人にはほとんど心の中で怒っている。台湾に来てから、こういうことがよく起こるようになった。日本にいたころ、たまに空港で外国人に間違われるくらいなら自分はそんなふうに見られてるんだなぁ、まあ空港慣れしてないから道探してる人みたいに見えるんだろうなと気にしてなかったが、外国に来て同じような質問を何回も何回もされると、ほんとに嫌気がさしてくる。

 

まず、「韓国好きなの?」に関して、この文章を文節に分けてみよう。いかにおかしい質問かわかるはずだ。

「韓国」=日本の西側に位置する朝鮮半島の南側半分、大韓民国

「好きなの?」=好きですか?の口語

屁理屈かもしれないが、言葉は正しく使ってほしい。私は韓国のコンテンツが好きなのであって、生まれ育ったわけでもない土地である韓国を、まるごとまるっと好きであるわけがない。むしろ韓国のジェンダー差別や外見至上主義や、整形上等な世界観ははっきり言って大っ嫌いだ(なんで女は毎日化粧して、世間的に綺麗じゃないと判断されたら整形しなきゃならない?しかもそれを当たり前のことみたいに受けいれてる女たちは一体全体何考えて生きてるんだろう?)。正しくは、好きでもないし嫌いでもない。差別的な感情はないし、日本にもいいやつと悪いやつがいるように、韓国にもいいやつと悪いやつがいるだろう。それだけだ。韓国人の友だちもいるが、彼らを自分の他の国籍の友だちと区別して特別扱いしたりもしない。むかつく時はむかつくし、一緒にいて楽しい時はめちゃくちゃ楽しい。

 

だから「韓国好きなの?」に対する私の答えは「ノー」だ。それはたぶん質問してきた人からすれば思ってもみない回答であるか、たぶんひどかったら「こいつは嫌韓か」と思われるかもしれない。それでも愛想笑いで「K-POPが好き」と答える私の心の中の答えは揺ぎ無く「ノー」。

 

そして、私に対して「韓国人みたいだね」「あんた何人?」と言ってくる日本人には本当に何と返せばうまいのかわからない。私がその言葉を聞くのが通算57回目でもその人にとってはそれを言うのが1回目だろうからイライラと言い返したりはしないけど、それでもなんだか胃のあたりがモヤモヤしてくる。聞けば聞くほど。

 

私は韓国のコンテンツが好きだけれど、韓国人の考え方だったり価値観をそのまま飲み込んだわけではない。私は盲目的であり、閉鎖的であり、流行遅れの、人種差別や性差別がいまだ拭い去れないどうしようもない国日本の生まれであり、小さい時からついこの間まで日本で育ってきた。

国家自体の方針だったり国会で居眠りしたり野次を飛ばしたりするだけで国民の税金から給料を出してもらっている議員なんて大嫌いだし、まるで自分だけが急いでいるかのように何の罪もない人に怒鳴り散らしてストレス発散するサラリーマンも大嫌いだ。仕事と私生活の区別もできないくらい働くのがいいと思い込んでる大人も嫌だし、それに感化されてSNSで不眠不休不摂生をアピールする学生も好きじゃないが、私は日本に生まれてよかったと思っている。人種差別をしないだとか、先入観を持たないだとか、使った場所はきれいにして帰るだとかいう人間の基本的なことを教えてくれたのは育ててくれた両親であり、しっかり物を考えられる人間にしてくれたのは誰あろう今まで通ってきた学校の先生たちだ。のびのびと育ててくれたのは育った田舎の野原であり、物を考えさせてくれたのは東京という大都会だ。日本という国じゃなければ、今の私は存在しえない。だから感謝はしてもしきれないし、日本人であるということが特別誇ることではないと思うけれど、一番安心できる場所は日本にしかない。

 

たまたま外見が日本人ぽくはないかもしれない。服装や化粧は韓国のファッション文化にずいぶん影響されたし、色も日本にしたら色白な方かもしれない、でも私は私という日本人を生きていて、たまたまアニメを見ないで過ごしたがために、大学時代は部屋にテレビがなかったために、日本の流行についていけてないだけだ。大学で専攻しているのは東アジア研究で、特に日本の文化については結構真面目に勉強したし、自分の国についてはよく知ってるつもりだ。

少なくとも私が日本人なのを知ってるくせに薄笑いしながら「あんた何人?」と言ってくる日本人よりは知ってるつもりだ。

 

別に差別するつもりはまったくなく、むしろ韓国人を差別するという概念が心の中に欠片もないのであえて擁護せず言うのだが、私は別に韓国人が好きなわけでも嫌いなわけでもない。他の国の人に、その国の出身だから好きだとか嫌いだとか思ったことはない。フランス人だから「おう、お洒落な響きだな」とかイギリス人だから「頭よさそう」とか、中国人だから「やべぇ何代か遡ったら項羽か!?」とか思ったりもするけど、それは別に否定的なことではないし心の中から出したことのない叫びなので許してほしい。とにかくどこの国にもいいやつと悪いやつがいて当たり前なのだ。

私も韓国人と友だちになった当初は良い面ばかり見えていたが、仲良くなるにつれて嫌な面も見えてきた。でもこれは外国人と長く付き合ったら当たり前に起こることだ。

すぐ自分の国と台湾や日本人を比べて「うちの国ではこうなのに・・・」とやたら自分の国の常識を引き合いに出してきて台湾や日本に否定的だったり、私も台湾の食べ物は全体的に薄味で甘いのが多いと思うけれど、辛くないと味を感じないというのもどうかと思う。台湾には台湾の、日本には日本の基準や文化があり、それらはどれも正しいとか正しくないとかの問題ではない。勝手に自分の国を引き合いに出すから苦しくなるだけだ。

韓国人全体がこうだとは思わないが、周りの韓国人留学生はこの保守的パターンが多めだ。日本人留学生は台湾は親日だから来たとかふざけたことを言いながらも台湾独特の文化に適応が早い。というか変わったものにすぐ手を出しがちだ。この適応力の早さはカナダにいた時もちらほら目についた気がするので、日本人に関してはこの傾向が全体的に強めだと思う。カナダにいた日本人の女の子たちは滞在期間が長くなればなるほど日本人な感じがしなくなってたし、男の子たちはなぜかみんなヒッピーみたいになってた。韓国人はそろいもそろって四角いリュックにファーつきのもこもこジャンパーを着てたのですごく対照的だったのを覚えている。

 

悲しいことに、私が日本人であることを疑われたり、その場合多くの人は私のことを韓国人だと勘違いしたりしていることに対して妙に違和感を覚えるのは、韓国人と長い時間一緒に過ごしてきて、私は韓国人ではなくまぎれもなく考え方も見た目も日本人だと意識するようになってきたからだと思う。彼らの嫌な面も見たし、何の悪気もなく失礼なことをばんばん言われたりもしたから。

 

考えすぎかもしれない。ごちゃごちゃと考えすぎるからつらいのかもしれない。「べつに韓国って国に大賛成なわけではないですよ、DEANは聴くしモンエクはかっこいいしWINNERは神様だけど」とか屁理屈言ってしまうのも考えすぎだからかも。

 

でも考えるために台湾に来たんじゃなかったか?日本という国、日本人である自分を、今まで自分が常識だと思ってたことが通用しない、そして日本にとても近い国で考えるためにここまで来たんじゃなかったか?もちろん飛行機に乗ってしまえば3時間くらいで着いてしまう距離だけど。だけどここは別世界で、めちゃくちゃ厳しく当たられたり常識を逸脱して優しくされたりする。周りは自分も含め外国人ばっかり。何でもないことを考えるのに十分な時間もあるし条件もある。頭を空っぽにして遊んで帰るより憂鬱になるくらい考え事して過ごしてなんぼだと思う。

 

ということで書いてみた記事だった。何度も重ねて言うけれども、外国人と付き合えば自分の国の文化と相いれない面がたくさん見えてきて途中で嫌になるもの。別にその国の人が嫌いというわけじゃなく、お互いを知り始めたからそうなるのだ。

 

そして言葉には気を付けたい。Think before you say something. 

「オンニ」と呼ばなくていい理由

毎日天気が行ったり来たりしている台北です。四季が入れ代わり立ち代わりにやってきているみたいで風邪を引きそうな予感。  

 

留学生活も一ヶ月が経とうとしているところで、友人関係や生活環境にも慣れてきたところですが、私の中で結構大きなひっかかりだったのがルームメイトの韓国人の子と、彼女の周りの韓国人の友人たちとの関係です。

 

 

私はあなたをどう呼んだらいいの?名前?언니?姐姐?

 

ルームメイトの韓国人の子は私より2つ年上で、日本のアニメや歌で日本語を覚えたから日本語がそこそこできます。私は日本人で、韓国のドラマやポップカルチャーと大学の授業で習ったので韓国語がそこそこできます。私は彼女より2つ年下です。  

 

私達が話すときに使う言語は3つ。中国語、韓国語、日本語。うち、敬語があるのが韓国語と日本語。私は彼女より年下なので当然のように彼女に対して韓国語で話すときは敬語を使っていました。でも日本語で話すときはタメ口。

 

だから、彼女を呼ぶときに名前で呼び捨てにしていいのか、それとも別の「お姉さん」にあたる韓国語か中国語を使うべきなのか迷いがありました。仲がいいルームメイトなのに呼び方に困って結局一ヶ月近くも喋るだけ喋って呼べないまま。

 

一方で他の韓国人の友人は、私より年下なのがわかっている人にはタメ口、年上の人には敬語を使っていました。

 

そして今日、ついに敬語について話す機会があったので呼び方も含め敬語に対するお互いの意識みたいなものを話したのですが、そこで新しい事実が発覚しました。

 

外国人の使う敬語に対する意識が違う

 

日本には郷に入ったら郷に従えっていう言葉があります。だから私も韓国語で話すときは相手に失礼にならないように、年上の人には敬語を使って話すようにしていました。年下の友人にはタメ口を使っていたのですが、その子も私に対してタメ口を使うので、ずっと馬鹿にされているのか?と思っていました。

 

私が厳しく考えすぎなのかもしれませんが、目上の人、年上の人にはいくら仲が良くても敬語を使うのが当たり前だと思っています。相手の年齢がわからない時も最初からタメ口きくよりまず敬語で話した方が失礼になることはないと思うからです。それで向こうが年上だったら敬語で話せばいいし、タメ口でもいいよと言われたらタメ口にすればよい。

 

だから韓国語で話すときも同じだと思っていました。

 

なのに、「外国人なのに敬語を使うと韓国語が下手なんだと思う、外国人には敬語の概念がないものだってみんな思ってるからタメ口にした方が教科書言葉みたいじゃなくなって韓国語が上手いと思われる」と言われました。

 

だから私が敬語を使うのが不思議だ、そこそこ喋れるのに敬語を使うから教科書の上だけで勉強したみたいだ、と。

 

確かにはじめは敬語で学びましたが私が韓国語学習に使っているツールは教科書だけではないのですごくショックを受けました。

 

韓国語を学ぶということは韓国社会にある上下関係の概念も一緒に学ぶということだと思っていたので、韓国語を使うということは敬語もタメ口も韓国人と同じように使い分けるということだと思っていました。 

だからこそ敬語を使ってたし、だからこそ呼び方に困っていたのです。

 

呼び方について聞いたら、「そのまま名前でいいよ」と言われました。私達の寮に住んでいる韓国人の子たちはお互いの年齢に合わせてきちんと敬語とタメ口を使い分けてるのに、私はそうしなくていい。タメ口でいい。

 

その理由が、私が外国人だから。

例え私が、韓国語と同じく複雑な体系を持つ敬語のある日本語を母語としていて、礼儀や上下関係の概念を持っているとしても、外国人だから韓国語でそこまで敬語を使わなくてもいい。

 

仲良くしてほしい、距離を縮めてほしいという意味だとわかっているのですが、韓国語を勉強して、敬語も使いこなせるようになったし、ある程度韓国の上下関係について理解もしたのに、それでも外国人だからという理由で敬語は使わなくていいと言われると、私は韓国のコミュニティに完全に溶け込めるわけではないんだな、と思ってしまいました。

どんだけ韓国語が上手くなっても、おんに、おっぱ、と呼び合う関係の中には入れない。

だって外国人だから。

 

 

私は外国人であっても、日本語を学ぶなら敬語を勉強して日本社会の上下関係についても理解し、きちんと言葉を使いこなすべきだと思っています。そこまで含めて日本語教育だとも思います。日本人化しろと言いたいのではなく、外国人だという差別を受けずに日本人のコミュニティに参加するために敬語と上下関係は必要な知識だからです。敬語の概念が。もちろん敬語が上手に使えないからといって、勉強がなってないと思うことはありませんが、敬語が上手に使えたら使えたで、マイナスになるところなんて一つもないと思います。使えるならばんばん使えばいい。そのことに関して日本人はきっと「この人は一生懸命日本語を勉強したんだなぁ」と思うと思います。

 

韓国人の友人たちは私が外国人だから、年下でもタメ口で話しかけてくるし、逆に私が韓国語がそれほどできないと思われていたときには、年上の韓国人の子が私に敬語を使っていました。もしかしたら敬語しか理解できないかと思っていたらしいです。

こうしてそもそも外国人の使う敬語に対しての意識がお互いに違ったことで、このようなよくわからない事態が起こっていたのは理解しました。

 

ここが日本でもなく韓国でもない外国であるため、日本社会にも韓国社会にも溶け込む必要がないから「敬語なんか使わなくてもいい」と言われたのだろうと思いますが、国際寮の中にはやっぱりコミュニティがあって、大使館みたいに台湾にありながら宿舎の外とは違う「外国」が広がっているのではないかと感じていた私にとってはかなりショックでした。ある言葉を使って話す人間同士の間に、そこが外国であってもコミュニティが存在する。今でもこの考え方は間違ってはいないと思います。だから仲良くなりたくて相手方の言語に気を遣った。

 

私に「敬語なんか使わなくていい」と言う韓国人の友人たちも、相手の言語やコミュニティに気を遣いたくて「使えるのだから敬語を使った方がいい」と考えた私も、お互い悪いところなんて一つもないし、間違ってもいない。だから私は自分の考え方は変えないし、無理矢理相手に合わせることも必要ないと思っています。なんでもかんでも順応して理解しようとすることが国際交流だとは思っていませんが、それからは韓国語でもタメ口を使っています。その方が相手も楽だろうし私も日本語で話すときとの釣り合いが取れるから。

 

お互いの文化の差について話すのって大事だしおもしろいね!

 

 

 

 

九份に行ってきた

三月に入りました。

台湾はこの四連休ずっと雨と曇りでとても寒かったですが、連休明けの水曜日にいきなりからりと晴れて腹が立ちました。台湾のお店は連休中しっかりと休むのでご飯を食べようと外出するも、「えっ開いてない」みたいなこと続きで暇でしたが連休明けの水曜日は全休なのでここぞとばかりに有効活用してきました。

 

九份に行ってきた!!

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千と千尋の神隠しの世界みたいなレトロでごみごみした街。映画のモデルになったのではなく雰囲気がそっくりなだけで話題になったのですが、写真をよく見ると「湯婆婆の屋敷」とかちゃっかり書いてあります…(私も今拡大してみて知った)でも本当に映画の世界みたいな感じで

 

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鳥が丸焼きになってたりとか、特にちょうちんがついていない昼間の時間帯の「千尋が迷子になってそう感」はすごいです。ただ人が多い、ほんとに多い。日本人と韓国人が八割、ヨーロッパ勢が1割、あと地元の人1割。

 

九份は日本統治時代に金鉱として栄えた街だそうで、廃坑になるにつれて廃れていきましたが台湾の映画「非情都市」の舞台になったこと、そして「千と千尋の神隠し」の雰囲気にそっくりであることから再び観光地として日の目を見るように。観光客向けの商店街を抜けると地元の人が暮らす住宅街で、喧噪が遠のいていきます。

 

歩きながらどこかに似てるなあと思ったのですが、ちょっとさわがしいソウルの北村韓屋村みたい。韓屋村の方がもう少しひっそりとしてて人が少なめかもしれない。

 

まるで「千と千尋の神隠し」の世界に迷い込んだみたい!と話題になり台北からバスで一時間ほどで行ける九份は台湾旅行の定番コースになっているみたいですが、実際行ってみると食べ歩きとお土産買うこと、そして例の湯婆婆の屋敷の写真を撮ること以外にあまりにもやることがない、ということに気づきました。

 

私は友だちと午後1時に台北の忠孝復興駅で待ち合わせてそこから九份行きバスに乗って一時間くらいで九份に到着しました。

(忠孝復興駅は台北駅から青のライン板南線の南港展覧館行きで三つ目です)

バス乗り場は駅の二番出口を出て大きな横断歩道を渡ったところ。タクシーの運転手の客引きがすごいですがバスの方が安いです(片道95元くらい)。

 

私が30分待ち合わせに遅刻したので到着したのは午後3時くらい。まだ日も高かったので先にご飯を食べ

 

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卤肉饭(るーろうふぁん)安かった。40元くらい。

 

しかもこれを食べたお店に可愛い看板わんこがいてしばし癒されました…。人に慣れてて触ってもおとなしく触られている。

 

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若干ぶれてる(スマホを安価なシムフリーに変えたら画質と手ぶれ補正機能が最悪で驚いています)。

 

少しだけお店で休んでから改めて散策に出ましたが、観光客向けの市場は他の台北の夜市と同じ感じです。観光客向けの夜市は物価はそんなに安くないです。九份でも売っているものは他の夜市とそんなに変わらないうえに値段も同じくらい。旅行で来るんだったら買ってもいいけど貧乏学生にはすることがないという市場でした。

 

しかし、これだけは食べて帰った方がいいというものがあります。

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豆花というおしるこみたいなスイーツ?です。友だちは温かいの、私は冷たいのを頼んでみたのですが、温かいバージョンにどっさり氷を乗っけたのが「冰」でした。この時期は暖かいのがおすすめです…台北寒いです。

薄味なんですけどカラフルな甘い餅と真ん中に豆腐が入ってます。あと私は紅豆豆花を頼んだので小豆が入ってますが小豆も薄味。意外なことに台湾の甘い物ってめちゃくちゃ甘いのに薄味が多くて、そんな台湾スイーツに甘いのか薄いのかどっちだよ!と普段かなり怒ってますがこれはいけました。なんか安心する味。店員は怖かったけど。

 

豆花まで食べたら日暮れを待つだけでした。散策してみようと歩き回ったら山の頂上に小学校がありました。こんな観光客だらけの、こんなお店だらけの、こんな階段の上に、小学校。子どもたちは心穏やかに勉強できるのだろうか。しかもこの日は水曜日、二二八の平和記念日の連休明け平日のど真ん中なので、もちろん先生方の車が停めてありました。

 

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新北市健康促進学校経営「優等」。こんな階段毎日登って登校してたらそうだよね…。

垂れ幕の上の「103年」は「民国103年」の意味です。

 

そんな感じで日が暮れるのを待ち、日が暮れたら絶景ポイントまで行って写真を撮りました。満足しました。

 

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日暮れの時間になると観光客がこのポイントに詰めかけるのでどんなに頑張ってもだれかが映り込むし、どんなに頑張ってよけてもだれかの思い出に映り込んでしまう。そして右向いても左向いても日本人と韓国人ばっかり。こんなに日韓が融合している場所は九份の他に見たことがないです。

 

でも綺麗は綺麗。一見の価値ありです。正直もう一度自分から行きたい!とはならなそうだなと思いましたが友だちの付き合いでなら行くかもしれない。

私の理想の九份の旅行日程は、午前中は台北で観光して美味しいものを食べ、そのあと食後三十分はきっちり休んだ後、午後3時くらいに忠孝復興駅から九份に出発して、ちょうど日暮れ頃に着き、夜景と小吃を楽しんだらバスが激混みになる前に帰る、というものです。無駄なエネルギーと無駄な時間を一切使わず効率的に少ない旅行日程の中に九份をねじ込むことができると思います。ぜひ参考にしてください(笑)

 

ちなみに帰りのバスはかなり混みます。高速走るし座って乗れないお客さんは乗せないだろう、という考えは甘いです。バスの運転手さんに乗る前に「台北まで!」と言うと乗せてくれますが立ち乗りです。なぜなら高速に乗る前に地元のお客さんが降車して台北行きのお客さんだけが残るように計算されているからです。それまでは立ち乗り。しかももちろんつり革もつかむものも何もない。どこにも掴まれないまま九份の坂を下るスリリングな旅を楽しみました。

 

と、ボロクソ言いましたが悪いところではないです。

一回行ってみてください。時間が合えば九份を舞台にした映画「非情都市」も観ることができるし、美味しいものもたくさんあります。片道1時間のバスの中で見る景色も台北とは大違いで面白いし、地元の人の生活の様子をチラ見できるのも面白い。ハプニングや不便さを楽しむことができる余裕も忘れずに行くなら台湾旅行の必須コースです。

 

 

台湾留学日記(14日が経過)

こんにちは。

しばらく更新してなかったのも、2月の頭から台湾留学が始まったからです。日本で通ってた大学の協定校で1年間の留学なのですが4年時に留学するので卒業は一年遅れます。もともとのんびりしてるのでそんなに焦ってません。

そしてブログタイトルを変えました。気づいたら飴と雨かかってるみたいになってましたがそんなつもりはなく、ただ今日が雨の降る日だったので、それだけです。低気圧の日には体調が悪くなるので嫌ですが、日差しは苦手なので早く日が暮れるのはありがたい。


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(淡水の夕暮れ)

 

相も変わらずアイドルは追い続けており、えくすれいも見てました。青春している7人を見るのが本当に嬉しく幸せでありがたいです。終わってしまってとても悲しい。そしてえくすれいを見ながらナムテのインスタを注視してました。そんな中突如として夢でBTOBのウングァンと仮想結婚して驚きのあまりBTOBの沼が迫っているのに気が付きました。いやー、アイドルいいね!

 

しかしながら私の現在の専攻は中国語で台湾の歴史、または中国との外交関係を学ぶことです。なのに中国語を大学の第二外国語として三年間学びましたが全然喋れません。なぜ私は台湾に来てルームメイトの韓国人のお姉さんと韓国語と日本語で話しているのだろうか。早く中国語を習得したいところです。

台湾生活始まって11日目ですが、後になって見返そうという忘備録的な感じで始めてみました。1年が経ったあと、私はこの記事を読んで泣くことでしょう。たぶん。それと、台湾留学を考える人の助けになれれば、と思っていきなり始めます。韓国アイドルも私のバックグラウンドの一つと考えているので韓国アイドルについても引き続き書きますが。

 

とりあえず、11日目でいちばん苦労していること、疑問に思っていることを紹介します。

 

苦労①台湾華語が読めない、聞けない

苦労している点はやっぱり中国語です。

日本の大学では中国人の先生に3年間教わり、教科書の文字も発音も大陸のもので学んできたので、中国語がまずちんぷんかんぷんな上に、台湾の漢字は中国のそれとはまったく違うので読めない、書けない、そして大陸系の発音で学んできたので聞き取れない。

もともと中国の北京語の発音の流麗な音に憧れて中国語を始めたので(勿論他にも中国という国について知りたかったというのもありますが)、そり舌音の練習めちゃくちゃしてきたのにいざ台湾に来たらそり舌音はほとんど使わないので聞き取れない。

特に買い物の時、数字が聞き取れないのは困ります。

そしてもっと大事なのは漢字。ごんべんを省略したり難しいへんやつくりを同じ音の簡単なものに置き換えたりしている簡体字を使って勉強してきたので、台湾の繁体字が読めない。日本語って簡体字とも繁体字とも共通した漢字を持ってたりするので、だいたいは読めるんですけど、繁体字になるとまったく別物になる漢字があったり、中国語でよく使う漢字を簡体字で覚えたので繁体字になると見ても意味が入ってこないとかもよくあります。

繁体字に見慣れると今度は簡体字が気持ち悪く感じると聞きましたが、11日目ですでに繁体字も書けないくせに簡体字も書けないという状況に陥ってきているので危険信号です。

 

苦労②大学の留学生向け中国語の授業がカオスすぎる

私が留学している大学では留学生向けの中国語の授業が土日水曜日を除いて18:10~20:00まで毎日あります。クラスは初日の中国語試験でレベル別に振り分けられます。すごく中国語できるようになりそうな雰囲気です。私はスピーキングとリスニングのクラスがIntermediate 1、リーディングがIntermediate2ですが、どちらもレベルに合わせた授業がされているかは微妙なところです。他の留学生の話を聞くと、ベーシックは本当にベーシックなところから始めるらしいですが、私は今日スピーキングのクラスで四声を学びました!3年前にやったよ!さらに試験で決まったクラスから動けないのではなく別のクラスがよければ変えられるのですが、変えようにも人がどこも定員以上入っていて動けず、かといって今のクラスが自分に合ってるようでもなく、八方塞がりです。レベル別に分けられてはいるみたいですが、実際の授業のレベルは先生のさじ加減。

また、ほかの留学生がここに何をしに来ているのかはわかりませんが授業中に母語でべらべらしゃべったり通訳しあったりするのはおかしすぎる。どこの国の学生が、とかではなく同じ国の出身同士でかたまっている留学生はだいたいこうなります。日本の大学かな?ここは?インドネシアか?ここは?と思ったことも一度や二度ではないです。

クラス内の国籍のバランスまで考えてくれる語学学校とはシステムが全然違うのはわかっているのですが、それにしても国籍関係なく教室の椅子に座って英語以外禁止だったトロントの語学学校と雰囲気が違い過ぎて、ここに来る学生は何をしに来たのだろうと思うことがあります。

 

疑問①「英語上手いね、他の日本人と違って」は褒め言葉か?

たまたま隣に座ったパナマ人(中国語堪能)と英語で話していた時のこと、突然彼が「お前英語上手いな、他の日本人と言語交換しようとしてもどもってばっかりで交換できないよ」と半笑いで言われたんですが、お前それ、褒めてんのか?けなしてんのか?どっちだよ?と思いました。

去年のカナダ短期留学でそこそこ英語が話せるようになったので私はめちゃくちゃできるわけではないですがそこそこ話せはします。でも私より英語上手い日本人なんてたくさんいるし、留学しなくても上手い日本人はたくさんいます。日本人は英語だめだろっていうような話を平気で日本人にしてくるのってどうなのよ。君は日本人ぽくないね、を褒め言葉で使われる時、この文脈で言う日本人てどんだけ評価低いんだろう。確かに日本人は外国語に対して苦手意識を持っているのは確かだし反論できませんが、「英語うまいね」で終わってくれれば気分がよかったのに「他の日本人と違って」って余計な一言です。

これって「日本人離れした」っていう言葉が国内で誉め言葉として使われているのと同じですよね。何が日本人のデフォルトだと思われているのか知りませんが、「日本人」に対する評価が低すぎませんか。いろんなタイプの日本人がいて当たり前です。成田空港で大きな荷物を引きずっていると必ず英語で話しかけられセキュリティチェックではパスポート持ってるのに英語対応される私だって、私という日本人を生きているつもりでいますが、「日本人らしい」って何ですか?「日本人」を高く評価しろと言っているのではなくて、正当に、ほかの国の人と対等に評価しろと言いたい。国内にも、国外にも。でも「日本人の先祖ってみんな忍者かサムライなんだろ?」って言われると「いやwwww違うしそんなわけないしwwwwwうち寺だしwwwww」ってなりますが、私も中国人見ると「うわ!三国志!四千年の歴史!」って無駄にテンション上がってしまうからソフトパワーって怖いですね。難しいな。日本人も毎日時代劇とか見てないよ、うちの家族は毎週大河見るけどね。

 

 

以上、台湾で二週間生活してみた中で感じたいろいろな苦労と疑問でした。

やたら体調がすぐれないと思ったら今日は雨でした。

 

 

 

精一杯の愛を込めて

2016年11月25日

ナムテヒョン脱退のメールがファンクラブから届いて、最近多い現実味のある夢の続きを見ているのかと思った。夢であることを祈ったけれど夢ではなくて、頭のなかが真っ白になってしまった。

 

私にとってナムテヒョンという人間が、WINNERというグループの中の一員として好きだったのか、それとも一人の歌手として好きだったのかわからないけれど、とにかく脱退したこと、もうあの5人でのハーモニーは聞くことができないこと、会社との契約が打ちきりになったこと、今後の見通しがどうなるのか個人としてもグループとしても完全に不透明であること、EXITアルバムが未完のままであることがショックすぎた。

 

ファンクラブ側からの説明によれば、テヒョンの幼い頃からの精神的疾患によってグループ活動の継続が難しいとのことだった。活動休止になった時にも周りのファンから指摘があったが、脱退の件についても一貫してナムテヒョンの精神的疾患によってグループに悪影響を及ぼしているという見方が見えた。まるで会社としての世間体を気にしたみたいだ、と批判する人もいた。

 

本当に大好きで、いとおしい、誇らしい人だったから、冷静に状況を判断したい気持ちと、個人的な事務所に対する怒りとテヒョンへの共感(といったらあまりにもおこがましいけれど)が戦っていて今も整理がつきません。なのでひとまず、状況整理をしたうえで、個人的な気持ちを吐露したいので、後半は読み飛ばしていただいても構いません。

 

ということでまず状況判断から。今年のはじめのうちに、テヒョンが脱退するということはまったく考えられていなかったことが、EXIT計画によってわかる。一年を通して活動する予定で、本国と日本でツアーもしたし、歌番組やほかの大きなイベントにも数多く出演した。いよいよYGが本気で売り出しに来たのだと安心したくらいの露出量だった。

 

というのも、2014年のデビューアルバム以降、グループとしての活動はコンサート以外ではまったくなく、2015年は映像作品だけのリリースにとどまった。オーディション番組を勝ち抜いてYGの総力を挙げてデビューさせたくせに、iKONのデビューにともなってBIGBANGのMADEシリーズとiKONのデビューアルバム以外には手をつけず。このままWINNERは干されるんじゃないかと思われるくらいの露出の低さ。ファンからの不買運動

 

だから2016年はWINNERの年になるはずだったのだ。なのに結局EXITはEだけリリースしてあとは息をひそめ、と思ったらBLACKPINKが出てきてMOBBの活動が始まって。

 

YGに言いたいのは、テヒョンの精神的疾患によってグループ活動が不可能になったというけれど、果たしてそれだけが問題だったか?ということ。WINNER自体に問題があったのではなく、あとは完全に事務所の責任だと思う。

 

ぽろっと聞いた話なので真実かどうかはわからないけれど、SMがアーティストの活動に関してある程度システムが整っているのに対し、YGはアーティストにどんな活動をさせるかということがヤンヒョンソクの社長室の中で決まっていく独裁体制なんだとか。だからイハイの時も社長が手一杯だからっていう理由で別のレーベルでカムバックを準備させたんじゃないかと思う。SMが年始に計画したアーティストの活動をほぼ全部計画通りに実行するとしたら、YGにはそれができない。計画したとしてもずっと前倒しになっていく。

 

その独裁体制の皺寄せが今回のテヒョンの脱退や2NE1の解散にいったのではないのか?YGで活躍しているアーティストはいつも偏りがあるし、新人をデビューさせても売れさせるまで粘れない。新人賞を受賞できるのは「YGが出した」からであって本気で売れて大流行させるまで至らない。やろうと思えばできるんだろうが、あっちこっちに手を出してるうちに誰かがおざなりになって、今度はその人のせいでグループ活動ができませんとか言う。公式発表された文なのかと疑うくらいに幼稚で身勝手だ。

 

「YGから出た」からといって売れる時代ではない。最初はみんな、BIGBANGや2NE1のいる事務所が出した新人はどんなもんだろうか?と思って見るかもしれないが、そのあとは中小事務所の方ががんばってるし流行してる。JYPは中小とはいえないけれどTWICEは完全に成功だったし、BIGHITも防弾少年団を世界スターにまで押し上げたし、JellyfishなんかVIXXのことどれだけ好きなんだよってぐらい金かけてカムバックさせて磨きあげてるし、SEVENTEENなんかもいい例だ。EXOより勢いあるじゃないか。

 

YGは完全に風を読み誤ってるとしか思えない。社長室の中であれやこれやこねくりまわしてるうちに流行に遅れていってるようにしか見えない。

いちばん言いたいのは、会社の力でもって集めた数えきれない尊い才能を無駄遣いしているということ。いいグループはある。いいアーティストもいる。この人たちをみんなきちんとしたシステムの中で継続的に活動させてセレブぶらないでいろんな歌番組やバラエティに出して活躍させたらどうなるだろうか?それをせずにただもて余している会社に、いるだけ無駄ってものじゃないのか?

 

才能をもった人はいくらでも出てくるかもしれない。だけど、その人の代替えはきかない。どんな才能ある人だって、一度誰かがあけた穴を埋めることは不可能だ。だってその人じゃないから。人はものじゃない。才能は利用するものじゃない。アーティストたちがなぜYGを選んで入ってきてくれるのか、なぜYGが多くの才能のなかから選ぶ権利を得ているのかしっかり考えた方がいい。ここならきちんと才能を磨いてくれてプロデュースしてくれると確信するから入ってくるんじゃないのか?ここからデビューしたら一瞬でもYGの肩書きがついて売れることができるだろうという短絡的な考えで入ってくる人がいるだろうか。

 

ナムテヒョンも尊い才能のひとつで、2NE1はBIGBANGと並んで事務所の名声を高める二大巨頭だった。今回YGが失ったものは大きい。

 

 

そしてここからは私の個人的な気持ちなので、記事はほぼ終わったと思って軽く読んでください。

 

 

私がナムテヒョンを好きなのは、彼の性格に共感できるから。年も近いし人には「顔もなんか似てるよね」とか言われるし、バラエティに出てるときの彼をみてるとなんだか自分を見てるかのようだった。

 

グループの中で息が詰まる、何かを期待されて焦る、どんな気分の時でも人前に出なければならない、活動しない間に後輩たちがデビューして売れていく。そんな負担を受けていたのではないかと思う。よく考えてみれば絶対に普通の人間には勤まらない職業だと思う。自分自身を切り売りすることが苦手ならば勤まらない。

 

その苦しみがどれだけのものだったかは計り知れないけれど、彼をアイドルや芸能人としてではなく一人の人間として見たときに、私にも覚えのある苦しみだったから、WINNERを離れることはつらいけれどそれも仕方がないのかなとも思った。

 

私はサークルで同期5人の中の一人として、誰かの先輩として、誰かの後輩として、二十数名いるメンバーの一人として活動してきたけれど、何かの集団のなかにいるということ、どんな時も見られているということ、どんな気分でも表情を作って踊らなければならないこと、どんな体調でも練習に行くことがどれだけつらいかはよくわかる。

 

そもそも集団行動が苦手なら、他の人はできても自分にはどうしても肌にあわないことだってある。私はそれがつらくて一時的に鬱状態に陥ったことがあるけれど、そうなればなるほど、なぜ私だけがこんなに弱いのだろうと思ってなおさら辛かった。

ダンスは好きだ、人前で何かすることも注目を集めることも嫌いじゃない、だけど、曲に対する解釈の違いがあること、人のやり方にならわなければならないことはつらすぎた。

(どうしてもやりたかったことが叶ったのにやはり苦しいというところでも彼と私はやっぱり似ているとおこがましくもまた思ってしまった)

 

テヒョンが置かれていた状況を完璧に理解することはできないけれど、私には絶対に勤まらない仕事だと思う。テヒョンみたいな天才肌だったらなおさら、一人でじっくり考えて一人で自由に活動できる状態の方が合っているはずだ。

 

大好きだからこそ、愛しているからこそ、人としての彼を尊重したい。苦しいのならもう続けなくていいと言いたくなる。あなたは誰のものでもないのだから。

 

歌手は確かに事務所に所属している。だけれども、その歌手を愛するのはファンだ。歌手は事務所のものだけれど同時にファンのものでもある。簡単に出したり引っ込めたり解散したりデビューさせたり、そんなふうに適当に扱っているとファンに思われるような事務所は信用度を失う。仮に出したり引っ込めたりが計画的だとしても、ファンに寂しい思いをさせる事務所は歌手を金儲けの道具としか思っていないということになる。事務所にその意識がなくてもファンの理論上ではそうなる。

それを覚えていてもらわないと困るのだ。残った四人がこれから活動していく上で、事務所のいう、活動に支障をきたすナムテヒョンというメンバーがいなくなった後、じゃあどれだけその穴埋めができるのか?彼の音楽性を失ったWINNERがこれからどうなるのか?四人がきちんと、思う存分に才能を発揮して活動していけるのか?見せてもらおうじゃないか。決して他の人では埋められない穴がある、それを乗り越えることができるのか。またしても長い空白期間があるなら許しがたい。どんな状態を押してでも出してくれなきゃファンに示しがつかないんじゃないのか?四人で継続すると決めたんだから、四人でのベストな姿を早く見せられるように事務所が尽力してくれなければ。

 

事務所に紙一枚で託されているのはかけがえのない一人の人間の人生だということを忘れないでほしい。会社にとっては小さな失敗かもしれないが、それは一人の人間の人生に死ぬまで残ることになる。そしてその人を応援するすべての人の心を傷つけることになる。事務所が手放すのは歌手一人ではない。

 

今回の件については、メールの文面を見る限り事務所に見捨てられたとしか思えない。あれだけ苦労してデビューしたのに、Aチームの名前が発表された瞬間のあの感動を共有した5人を事務所が引き裂いたのだとしか感じ取れない文面だった。本当はどうなのかなんてわからないけれど。テヒョンがインスタに載せた直筆の手紙には、WINNERとして幸せだったこと、音楽は続けていく事が書かれていた。私はそれを信じます。歌いたいという気持ちを尊重します。テヒョンはYG関係のフォローを全部はずしたけれど、他のメンバーはテヒョンのことをフォローしている。テヒョンは仕方なかったのかもしれないけれど、5人としての気持ちはまだここにあるのもしれない。

とにかく、テヒョンが事務所と上手くいかなかったこと、耐えきれなかったこと、そのすべてを私は理解するつもりです。もうWINNERのそばにはたてない。テヒョンを手放した事務所にもう一円たりともだしたくないので、残ったスンユン、ジヌ、スンフン、ミノのことは大好きだけれどYGには徹底的に抗議します。わたしたちからWINNERのナムテヒョンを奪ったから。

 

また違う場所であなたに会えることを祈っています。日本に来てコンサートができなくても私が会いに行くし、テヒョンがこれからは自由に歌い続けられるように精一杯の愛を込めて応援するつもりです。そしてYGが今後、テヒョンの活動に一切干渉しないことを祈っています。